“即功紙”の読み方と例文
読み方割合
そっこうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから身体(からだ)が生れ代ったように丈夫になって、中音(ちゅうおん)の音声(のど)に意気な錆(さび)が出来た。時々頭が痛むといっては顳顬(こめかみ)へ即功紙(そっこうし)を張っているものの今では滅多に風邪(かぜ)を引くこともない。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
顳顬(こめかみ)に即功紙(そっこうし)張りて茶碗酒引かける流儀は小唄(こうた)の一ツも知らねば出来ぬことなるべく、藁人形(わらにんぎょう)に釘打つ丑(うし)の時(とき)参(まいり)は白無垢(しろむく)の衣裳に三枚歯の足駄(あしだ)なんぞ物費(ものいり)を惜しまぬ心掛すでに大時代(おおじだい)なり。
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)