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靜寂
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せいじやく
ふりがな文庫
“
靜寂
(
せいじやく
)” の例文
新字:
静寂
なつかしい
靜寂
(
せいじやく
)
を覺ゆる。中で最も親しみ深いそれを感ずるのは樹木を見る時である。また、森林を見、且つおもふ時である。
樹木とその葉:36 自然の息自然の声
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
向う河岸を山谷堀に通ふ
猪牙
(
ちよき
)
の音の繼續したのも暫し、やがて向島の土手は
太古
(
たいこ
)
のやうな
靜寂
(
せいじやく
)
に更けて行きます。
銭形平次捕物控:002 振袖源太
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
玄竹
(
げんちく
)
は
今日
(
けふ
)
の
奉行役宅
(
ぶぎやうやくたく
)
が、いつもよりは
更
(
さら
)
に
靜
(
しづ
)
かで、
寂
(
さび
)
しいのに
氣
(
き
)
が
付
(
つ
)
いた。
夜
(
よ
)
に
入
(
い
)
るとともに、
靜寂
(
せいじやく
)
の
度
(
ど
)
が
加
(
くは
)
はつて
川中
(
かはなか
)
の
古寺
(
ふるでら
)
の
書院
(
しよゐん
)
にでも
居
(
ゐ
)
るやうな
心持
(
こゝろも
)
ちになつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
海より海へと、
靜寂
(
せいじやく
)
の邦の上に。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
靜
部首:⾭
16画
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
“靜”で始まる語句
靜
靜謐
靜歌
靜岡
靜々
靜穩
靜止
靜修庵
靜乎
靜息