“靜々”の読み方と例文
新字:静々
読み方割合
しづ/\100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
申上れば然ば明朝は未明みめいかれに先立出立せん其用意致すべしと觸出ふれいだされける然ば其夜何れもる者なくはやくも用意に及びとらこくにも成ければ出立いたされくらきに靜々しづ/\と同勢を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
天一坊へ申傳へるに伊豆守役儀と有ば是非に及ばず又明日參るべしとの事にてやが歸館々々きくわん/\觸出ふれだしければ天一坊は上段じやうだんの間より靜々しづ/\と下り立ちけるに引續いて常樂院大膳左京右門のともが玄關げんくわんさし歩行あゆみけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
靜々しづ/\ならして出來るは是なん赤川大膳あかがはだいぜんなりやがて座に就て申樣拙者せつしやは徳川天一坊殿家來けらい赤川大膳と申者なり何等の御用向ごようむきにて參られしとたづねければ與力等よりきら平伏へいふくして私し共は當月番たうつきばん町奉行松平日向守組與力くみよりき堀十左衞門片岡逸平なり奉行日向守申付には
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)