トップ
>
雑念
>
ざつねん
ふりがな文庫
“
雑念
(
ざつねん
)” の例文
旧字:
雜念
雑念
(
ざつねん
)
と云ふものは何処へか追払はれたらしい。考へれば考へるほど、腰が下して見たくなる。長々と寝そべつて見たくなる。
逆徒
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
ここに立つと、すべての
雑念
(
ざつねん
)
を捨てねばならないのだが、
教壇
(
きょうだん
)
にたって五年間、大石先生にとってこの時間ほど、
永
(
なが
)
く感じたことはなかった。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
私
(
わたくし
)
はただ
瀑布
(
たき
)
の
音
(
おと
)
に
溶
(
と
)
け
込
(
こ
)
むようにして、
心
(
こころ
)
を
鎮
(
しず
)
めて
坐
(
すわ
)
って
居
(
い
)
たまでで、そうすると
何
(
なん
)
ともいえぬ
無我
(
むが
)
の
境
(
さかい
)
に
誘
(
さそは
)
れて
行
(
ゆ
)
き、
雑念
(
ざつねん
)
などは
少
(
すこ
)
しもきざしませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“雑念”の意味
《名詞》
雑念(ざつねん、仏教:ぞうねん)
あることに精神を集中したりするのに邪魔となる余計な思考のこと。
(出典:Wiktionary)
雑
常用漢字
小5
部首:⾫
14画
念
常用漢字
小4
部首:⼼
8画
“雑”で始まる語句
雑
雑沓
雑巾
雑魚
雑木
雑鬧
雑作
雑誌
雑言
雑人