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際
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は
ふりがな文庫
“
際
(
は
)” の例文
浄域を
穢
(
けが
)
した物忌みにこもっている身、と言うことを忘れさせぬものが、其でも心の隅にあったのであろう。門の
閾
(
しきみ
)
から、伸び上るようにして、山の
際
(
は
)
の空を見入って居た。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
月の光も山の
際
(
は
)
に
陰
(
くら
)
くなれば、今はとて戸を
閉
(
た
)
てて入らんとするに、
八五
ただ
看
(
み
)
る、おぼろなる
八六
黒影
(
かげろひ
)
の中に人ありて、
八七
風の
随
(
まにまに
)
来
(
く
)
るをあやしと見れば赤穴宗右衛門なり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
明るいのは山の
際
(
は
)
ばかりではなかつた。地上は
砂
(
いさご
)
の数もよまれるばかりである。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
門の閾から伸び上るやうにして、山の
際
(
は
)
の空を見入つて居る。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
際
常用漢字
小5
部首:⾩
14画
“際”を含む語句
交際
水際
際涯
際限
実際
額際
水際立
間際
際立
生際
空際
出際
人交際
手際
壁際
死際
分際
瀬戸際
山際
溝際
...