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隈本
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くまもと
ふりがな文庫
“
隈本
(
くまもと
)” の例文
前文
隈本
(
くまもと
)
の方へは、某頭を
剃
(
そ
)
りこくりおり候えば、爪なりとも少々この遺書に取添え御
遣
(
つかわ
)
し下され候わば仕合せ申すべく候。
興津弥五右衛門の遺書(初稿)
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
この時数学の先生は
隈本
(
くまもと
)
(
有尚
(
ありひさ
)
)先生であつて数学の時間には英語より外の語は使はれぬといふ制規であつた。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
一寸
(
ちょっと
)
例を
挙
(
あ
)
げて言って見ると、前の長崎高等商業学校長をしていた
隈本
(
くまもと
)
有尚、故人の日高真実、実業家の植村俊平、それから
新渡戸
(
にいとべ
)
博士諸氏などで、此の
外
(
ほか
)
にも未だあるだろう。
私の経過した学生時代
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
此方
(
こっち
)
は皆大きい。
隈本
(
くまもと
)
ってノッポがいるだろう?」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
しかし
初音
(
はつね
)
の
香
(
こう
)
を二条行幸の時、
後水尾
(
ごみずお
)
天皇に
上
(
たてまつ
)
ったと云ってあるから、その行幸のあった寛永三年より前でなくてはならない。しかるに興津は
香木
(
こうぼく
)
を
隈本
(
くまもと
)
へ持って帰ったと云ってある。
興津弥五右衛門の遺書(初稿)
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
某
(
それがし
)
は当時
退隠
(
たいいん
)
相願い、
隈本
(
くまもと
)
を引払い、当地へ
罷越
(
まかりこし
)
候えども、六丸殿の
御事
(
おんこと
)
心に
懸
(
か
)
かり、せめては御
元服
(
げんぷく
)
遊ばされ候まで、よそながら御安泰を
祈念
(
きねん
)
致したく、
不識不知
(
しらずしらず
)
あまたの幾月を
相過
(
あいすご
)
し候。
興津弥五右衛門の遺書(初稿)
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
隈
漢検準1級
部首:⾩
12画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
“隈”で始まる語句
隈
隈取
隈々
隈無
隈笹
隈篠
隈囘
隈回
隈府
隈井