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関羽
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くわんう
ふりがな文庫
“
関羽
(
くわんう
)” の例文
旧字:
關羽
ある日
商人
(
あきんど
)
は、
市街
(
まち
)
の
関羽
(
くわんう
)
の
廟
(
べう
)
で行はれるお祭りを見に往つた。居合はす人達は
各自
(
てんで
)
に蝋燭を持つて、それを振りかざして何かの式をするらしかつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
やがて本堂の正面の
格子扉
(
かうしど
)
を音荒らかに開きたる者を見れば、年の頃五十には過ぎしと思はるゝ六尺豊かの大入道の、真黒き
関羽
(
くわんう
)
鬚を長々と垂れたるが
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
○
再
(
ふたゝび
)
按
(
あんず
)
るに、孔子の
聖
(
せい
)
なるもその
灵
(
れい
)
は
生
(
いけ
)
る時よりも
照然
(
せうぜん
)
として、その
墓
(
はか
)
十里
荊棘
(
けいきよく
)
を生ぜず、鳥も
巣
(
す
)
をむすばず。
関羽
(
くわんう
)
の
賢
(
けん
)
なるも
死
(
し
)
しては神となりて
祈
(
いのる
)
に
応
(
おう
)
ず。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
腕を
剜
(
えぐ
)
つて
毒箭
(
どくや
)
の毒をぬかせた
関羽
(
くわんう
)
もどきに、小生はぽかんと立つてぬつと両手を出して居れば、
阿姪
(
あてつ
)
が笑ひ/\縫い上げをなし終りぬ。シヤツの肩上げは済みたり。
燕尾服着初めの記
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
○
再
(
ふたゝび
)
按
(
あんず
)
るに、孔子の
聖
(
せい
)
なるもその
灵
(
れい
)
は
生
(
いけ
)
る時よりも
照然
(
せうぜん
)
として、その
墓
(
はか
)
十里
荊棘
(
けいきよく
)
を生ぜず、鳥も
巣
(
す
)
をむすばず。
関羽
(
くわんう
)
の
賢
(
けん
)
なるも
死
(
し
)
しては神となりて
祈
(
いのる
)
に
応
(
おう
)
ず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
関
常用漢字
小4
部首:⾨
14画
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
“関羽”で始まる語句
関羽髯
関羽鬚
関羽千里行