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金平糖
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こんぺいとう
ふりがな文庫
“
金平糖
(
こんぺいとう
)” の例文
俗に
金平糖
(
こんぺいとう
)
というポツポツの頭髪でありますが、これをどうやって
好
(
い
)
いか、丸太を使った日には重くなって仕事が
栄
(
は
)
えず、板ではしようもない。
幕末維新懐古談:63 佐竹の原へ大仏を拵えたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
二人
(
ふたり
)
は
色
(
いろ
)
とりどりの
金平糖
(
こんぺいとう
)
を、
天井
(
てんじょう
)
に
向
(
む
)
かって
投
(
な
)
げあげてはそれを
口
(
くち
)
でとめようとしましたが、うまく
口
(
くち
)
にはいるときもあれば、
鼻
(
はな
)
にあたったり
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
川越本場の味は格別、その頃の書生さんは、芋を羊羹、はじけ豆を
金平糖
(
こんぺいとう
)
と称えて、本物よりは遥かに珍重。
明治世相百話
(新字新仮名)
/
山本笑月
(著)
「それから
金平糖
(
こんぺいとう
)
もね、ちいちゃいのは頬ばるのに面倒だから、鬼みたいな大粒のやつがいいよ。」
蜜のあわれ
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
鉄で作った
金平糖
(
こんぺいとう
)
のようなえらの八方へ出た星を、いくらか
歪
(
ゆが
)
みなりにできた長味のある輪から抜き取るのや、
象牙
(
ぞうげ
)
でこしらえた小さい角棒の組合せから、糸で
繋
(
つな
)
いだ
挿話
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
▼ もっと見る
金平糖
(
こんぺいとう
)
だの、胡桃だのを持って来て、水も漏らさぬ愛情を表わす、とろけるような甘ったるい声で、『さ、ああんと口をおあきなさい、美味しいものを入れてあげますから』
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
お里は茶をいれて、振出しの箱のなかから
金平糖
(
こんぺいとう
)
などを出した。
両国の秋
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
しばらくして
源
(
げん
)
さんは、ガラス
壺
(
つぼ
)
から
金平糖
(
こんぺいとう
)
を
一掴
(
ひとつか
)
みとり
出
(
だ
)
すと、そのうちの一つをぽオいと
上
(
うえ
)
に
投
(
な
)
げあげ、
口
(
くち
)
でぱくりと
受
(
う
)
けとめました。そして
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
“金平糖”の解説
金平糖(こんぺいとう、コンペイトー)とは、砂糖と下味のついた水分を原料にした、表面に凹凸状の突起(角状)をもつ小球形の和菓子。
金米糖、金餅糖、糖花とも表記される。語源はポルトガル語のコンフェイト(confeito kõˈfɐjtu、糖菓の意)。金平糖はカステラ・有平糖などとともに南蛮菓子としてポルトガルから九州や西日本へ伝えられたとされる。初めて日本に金平糖が伝わった時期については諸説あるが、戦国時代の1546年(天文15年)とも言われている。
(出典:Wikipedia)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
糖
常用漢字
小6
部首:⽶
16画
“金平”で始まる語句
金平
金平本
金平牛蒡