“金平糖:こんぺいとう” の例文
“金平糖:こんぺいとう”を含む作品の著者(上位)作品数
新美南吉1
高村光雲1
ニコライ・ゴーゴリ1
室生犀星1
岡本綺堂1
「それから金平糖こんぺいとうもね、ちいちゃいのは頬ばるのに面倒だから、鬼みたいな大粒のやつがいいよ。」
蜜のあわれ (新字新仮名) / 室生犀星(著)
俗に金平糖こんぺいとうというポツポツの頭髪でありますが、これをどうやっていか、丸太を使った日には重くなって仕事がえず、板ではしようもない。
お里は茶をいれて、振出しの箱のなかから金平糖こんぺいとうなどを出した。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しばらくしてげんさんは、ガラスつぼから金平糖こんぺいとう一掴ひとつかみとりすと、そのうちの一つをぽオいとうえげあげ、くちでぱくりとけとめました。そして、
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
鉄で作った金平糖こんぺいとうのようなえらの八方へ出た星を、いくらかゆがみなりにできた長味のある輪から抜き取るのや、象牙ぞうげでこしらえた小さい角棒の組合せから、糸でつないだ、それよりも小さい砕片かけくぐらせるのや、いろんなのがあった。
挿話 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
二人ふたりいろとりどりの金平糖こんぺいとうを、天井てんじょうかってげあげてはそれをくちでとめようとしましたが、うまくくちにはいるときもあれば、はなにあたったり、たばこぼんのはいなかにはいったりすることもありました。
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
二人が結婚生活に入ってからもうかれこれ八年の余にもなるのに、今だにどちらか一人が相手のところへ、そっと林檎の一切れだの、金平糖こんぺいとうだの、胡桃だのを持って来て、水も漏らさぬ愛情を表わす、とろけるような甘ったるい声で、『さ、ああんと口をおあきなさい、美味しいものを入れてあげますから』と言う。