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酒甕
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さけがめ
ふりがな文庫
“
酒甕
(
さけがめ
)” の例文
寝台の側に大
酒甕
(
さけがめ
)
形の立
卓笥
(
キャビネット
)
があるのみで、その上には、芯の折れた鉛筆をつけたメモと、被害者が
臥
(
ね
)
る時に取り外したらしい近視二十四度の
鼈甲
(
べっこう
)
眼鏡、それに
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
私は近くの村で三十年も使っているという
酒甕
(
さけがめ
)
を見た。だが今作っているものと寸分の違いがない。
日田の皿山
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
そして女の
金蛇
(
きんだ
)
の
腕環
(
うでわ
)
を取って、そこからつかみ出すやいな、土間の一隅に
埋
(
い
)
けてあった三箇の大きな
酒甕
(
さけがめ
)
のうちの一つへ、
女将
(
おかみ
)
の体を
逆
(
さか
)
しまに
放
(
ほう
)
り込んでしまった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なんでけがれ*がある、この
酒甕
(
さけがめ
)
に?
ルバイヤート
(新字新仮名)
/
オマル・ハイヤーム
(著)
「ばかアいえ、そっちにある
青花
(
せいか
)
模様の
酒甕
(
さけがめ
)
のを、おれにも二
角
(
かく
)
ほど貰おうか」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
この宵、妓家の
蓄
(
たくわ
)
えの大きな
酒甕
(
さけがめ
)
は、
幾壺
(
いくこ
)
をカラにしたことか。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、その晩は、羊を
屠
(
ほふ
)
り、
酒甕
(
さけがめ
)
を開いて、一同をもてなした。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
甕
漢検1級
部首:⽡
18画
“酒”で始まる語句
酒
酒肴
酒場
酒宴
酒代
酒瓶
酒杯
酒精
酒屋
酒樽