“幾壺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いくこ50.0%
いくつぼ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この宵、妓家のたくわえの大きな酒甕さけがめは、幾壺いくこをカラにしたことか。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前日からきこめた百珍の料理は銀盤に盛られ、酒も家蔵の吟醸ぎんじょう幾壺いくつぼとなく持ち出して、客の前において封を切るばかりに用意していた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)