達谷たっこく)” の例文
田村麻呂たむらまろはこのいきおいにって、達谷たっこくいわやというおおきな岩屋いわやの中にかくれている、高丸たかまる仲間なかま悪路王あくろおうというあらえびすをもついでにころしてしまいました。
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
異人答えて曰く、もと修するの法なし、かつて九郎判官ほうがんに随従して高館にいるとき、六月衣川ころもがわつりして達谷たっこくに入る。一老人あり招きて食をきょうす。肉ありその色はしゅのごとく味美なり、仁羮じんこうと名づく。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
むかし 達谷たっこくの 悪路王あくろわう
種山ヶ原 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
むかし 達谷たっこくの 悪路王あくろおう
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)