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迂回
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うくわい
ふりがな文庫
“
迂回
(
うくわい
)” の例文
此
(
この
)
深山
(
しんざん
)
を
少
(
すこ
)
しばかり
迂回
(
うくわい
)
して
皈
(
かへ
)
つたとて、
左程
(
さほど
)
遲
(
おそ
)
くもなるまい、また
極
(
きわ
)
めて
趣味
(
しゆみ
)
ある
事
(
こと
)
だらうと
考
(
かんが
)
へたので、
私
(
わたくし
)
は
發議
(
はつぎ
)
した。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
と云つて、問題が
其所
(
そこ
)
に
触
(
ふ
)
れなければ、忠告も助言も全く無益である。代助は
仕方
(
しかた
)
なしに
迂回
(
うくわい
)
した。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
これは城と東町奉行所とに接してゐる天満橋を避けて、
迂回
(
うくわい
)
して
船場
(
せんば
)
に向はうとするのである。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
父は五つになる僕を背負ひ、母は
入用
(
いりよう
)
の荷物を負うて、
青根
(
あをね
)
温泉に
湯治
(
たうぢ
)
に行つたことがある。青根温泉は蔵王山を越えて行くことも出来るが、その
麓
(
ふもと
)
を縫うて
迂回
(
うくわい
)
して行くことも出来る。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
河は
迂回
(
うくわい
)
して海に
灌
(
そそ
)
いでゐるので、
岨
(
そは
)
の下では甘い水と
鹹
(
から
)
い水とが出合つてゐるのである。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“迂回”の解説
迂回(うかい、「迂」の文字が常用外漢字のため、う回とも表記)とは、本来の道を行かず、特定の場所を避けて(または通ることが不可能な時に)遠回りすること。また、その際に通る道のことを迂路、迂回路、回り道等と呼ぶ。鉄道・道路でもこの言葉が使用される場合もある。
対義語はショートカット(近道)。
(出典:Wikipedia)
迂
漢検準1級
部首:⾡
7画
回
常用漢字
小2
部首:⼞
6画
“迂回”で始まる語句
迂回的
迂回路