辰夫たつお)” の例文
こまったなあ。」と、おもっても、しかたがなかったので、辰夫たつおくんは、しげったくさけて、ボールをさがしにやぶのなかはいりました。
草を分けて (新字新仮名) / 小川未明(著)
辰夫たつおさん、つれていってもらわなくても、ばんに、おねえさんが、夜店よみせへつれていってあげるから。」と、おねえさんがおっしゃいました。
草を分けて (新字新仮名) / 小川未明(著)
「なければ、いいよ。もうおひるだから、おうちかえろう。」と、政二まさじくんは、いって、やぶのなかからました。辰夫たつおくんも、つづいてました。
草を分けて (新字新仮名) / 小川未明(著)
「いらない。」と、いって、辰夫たつおは、そのこまをしん一のかえしました。
赤土へくる子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)