トップ
>
辛
>
やッ
ふりがな文庫
“
辛
(
やッ
)” の例文
二三度
彼方此方
(
あちこち
)
で小突かれて、
蹌踉
(
よろよろ
)
として、
危
(
あや
)
うかったのを
辛
(
やッ
)
と
踏耐
(
ふんごた
)
えるや、
後
(
あと
)
をも見ずに
逸散
(
いっさん
)
に宙を飛で
家
(
うち
)
へ帰った。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
招魂社の裏手の知れ
難
(
にく
)
い
家
(
うち
)
で、車屋に散々こぼされて、
辛
(
やッ
)
と尋ね当てて見ると、門構は門構だが、
潜門
(
くぐりもん
)
で、国で想像していたような立派な
冠木門
(
かぶきもん
)
ではなかった。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
辛
(
やッ
)
と放免されて、
暗黒
(
くらやみ
)
を手探りで長四畳へ帰って来ると、下女が薄暗い豆ランプを持って来て、お前さん床を
敷
(
と
)
ったら忘れずに消すのですよと、朋輩にでも言うように、
粗率
(
ぞんざい
)
に言置いて行って了った。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
“辛”の解説
辛(しん、かのと)は、十干の8番目である。
陰陽五行説では金性の陰に割り当てられており、ここから日本では「かのと」(金の弟)ともいう。
(出典:Wikipedia)
辛
常用漢字
中学
部首:⾟
7画
“辛”を含む語句
辛々
辛苦
辛抱
辛労
塩辛
唐辛
辛夷
鹽辛
鹽辛聲
辛酉
唐辛子
世智辛
苦辛
辛子
居辛
辛防
御辛抱
辛未
辛而
辛気臭
...