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転
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かわ
ふりがな文庫
“
転
(
かわ
)” の例文
旧字:
轉
鳰鳥はハッと身を
転
(
かわ
)
し、危く
初太刀
(
しょだち
)
を遁がれたが、そのままバタバタと大岩の上を山手の方へ逃げて行った。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
中から誰か黒い
石片
(
いしきれ
)
の様な者を投げ附けた、余は大いに用心して居る際ゆえ手早く身体を
転
(
かわ
)
して何の怪我もせなんだが、後で見たら危ない哉、石片の様に見えたは古い手斧の頭であった
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
本庄
恒夫
(
つねお
)
と
辰馬久
(
たつまひさし
)
は篠突く雨の中を夢中で逃げた。体を二つにへし折り、風に追われながら、夜の市街をひた走りに走った。その時、一緒に馳けていた辰馬久が、ふいと身を
転
(
かわ
)
して横町へ折れた。
黒猫十三
(新字新仮名)
/
大倉燁子
(著)
また山之助の
突掛
(
つきか
)
ける所を
引外
(
ひっぱず
)
して
釣瓶形
(
つるべがた
)
の煙草盆を投付け、続いて湯呑茶碗を
打付
(
ぶッつ
)
け小さい土瓶を取って投げる所を、
横合
(
よこあい
)
からお繼が、親の敵覚悟をしろと突掛けるのを身を
転
(
かわ
)
して
利腕
(
きゝうで
)
を打つと
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
転
常用漢字
小3
部首:⾞
11画
“転”を含む語句
転覆
移転
転々
寝転
転倒
転生
廻転
回転
運転手
突転
一等運転士
転寝
自転車
輾転
有為転変
転輾
化転
転手古舞
寐転
宛転
...