“恒夫”の読み方と例文
読み方割合
つねお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本庄恒夫つねお辰馬久たつまひさしは篠突く雨の中を夢中で逃げた。体を二つにへし折り、風に追われながら、夜の市街をひた走りに走った。その時、一緒に馳けていた辰馬久が、ふいと身をかわして横町へ折れた。
黒猫十三 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)