“車賃”の読み方と例文
読み方割合
くるまちん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一円五十銭、北室院宿料。五十銭、荷物負賃おひちん。一円、途中小使。五十銭、昼飯料。五十銭、車賃くるまちん。四十銭、汽車賃。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
……あらためてふまでもないが、車賃くるまちんなしの兵兒帶へこおびでも、つじちまたさかまをすまでもないこと待俥まちぐるまの、旦那だんな御都合ごつがふで、を切拔きりぬけるのが、てくの大苦勞だいくらうで。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
謙作は車からおりて車賃くるまちんを払って歩こうとした。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)