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跪居
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ついい
ふりがな文庫
“
跪居
(
ついい
)” の例文
座敷で
暗
(
やみ
)
から不意にそれを。明さんは、手を取合ったは
仇
(
あだ
)
し
婦
(
おんな
)
、と気が着くと、
襖
(
ふすま
)
も壁も、
大紅蓮
(
だいぐれん
)
。
跪居
(
ついい
)
る畳は針の
筵
(
むしろ
)
。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
塀の外をちらほらと人の通るのが、小さな節穴を
透
(
すか
)
して
遙
(
はるか
)
に昼の
影燈籠
(
かげどうろう
)
のように見えるのを、
熟
(
じっ
)
と
瞻
(
みまも
)
って、忘れたように
跪居
(
ついい
)
る犬を、勇美子は
掌
(
てのひら
)
ではたと打って
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
驚
(
おど
)
かして上げましょうと思ったんだけれども。」と、笑って
串戯
(
じょうだん
)
を言いながら、
瓶
(
かめ
)
なる花と
対丈
(
ついたけ
)
に、そこに娘が
跪居
(
ついい
)
るので、
渠
(
かれ
)
は謹んで板に片手を
支
(
つ
)
いたのである。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
美女、据置かるる
状
(
さま
)
に椅子に掛く。女房はその
裳
(
もすそ
)
に
跪居
(
ついい
)
る。
海神別荘
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
跪
漢検1級
部首:⾜
13画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
“跪”で始まる語句
跪
跪坐
跪拝
跪座
跪踞
跪下
跪坐低頭
跪座立礼