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貼
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ちょう
ふりがな文庫
“
貼
(
ちょう
)” の例文
もし彼の
脳裏
(
のうり
)
に一点の趣味を
貼
(
ちょう
)
し得たならば、彼は
之
(
ゆ
)
く所に同化して、
行屎走尿
(
こうしそうにょう
)
の際にも、完全たる芸術家として存在し得るだろう。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
風邪薬
(
かざぐすり
)
を一
貼
(
ちょう
)
、
凍傷
(
しもやけ
)
の
膏薬
(
こうやく
)
一貝
(
ひとかい
)
買ひに行つた話は聞かぬが、春の
曙
(
あけぼの
)
、秋の暮、夕顔の咲けるほど、
炉
(
ろ
)
の
榾
(
ほだ
)
の
消
(
き
)
ゆる時、夜中にフト目の
覚
(
さ
)
むる折など、
町中
(
まちなか
)
を
籠
(
こ
)
めて
芬々
(
ぷんぷん
)
と
香
(
にお
)
ふ
処方秘箋
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ただし、これだけのお立会い残らずへは
回
(
まわ
)
りかねる、おぼしめしでいい、前芸の見料として寸志のご喜捨を下された方々へ
膏薬
(
こうやく
)
一
貼
(
ちょう
)
、いやお志の
多寡
(
たか
)
によっては、何十貼でもさしあげる。よろしいか。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
貼
常用漢字
中学
部首:⾙
12画
“貼”を含む語句
貼付
貼紙
貼札
貼出
切貼
一貼
貼薬
膏薬貼
貼交
貼替
貼附
貼置
貼柾
貼物
貼用
貼布
貼重
鉄貼
鉄骨貼
障子貼
...