豊公ほうこう)” の例文
旧字:豐公
自分のは豊公ほうこうがイエズス教に入って、それを仲介者として外国の智識を得たように、宗教そのものよりも、それにって外人の趣味に接しようとしてるのです。
我が宗教観 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
これ皆様みなさま御案内ごあんないのことでござりますが、其時そのとき豊公ほうこう御寵愛ごちようあいかうむりました、鞘師さやし曾呂利新左衛門そろりしんざゑもんといふ人が、此事このこといて、わたくしも一つやつて見たうござる、とふので
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
豊公ほうこうの戦役この方、幾百の陶工が海を越え、土を追ってきょぼくしたが、その中でこの苗代川ほど歴史を固く守った所はなくまたここほど高麗人の今も集団する土地はない。
苗代川の黒物 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)