識者しきしゃ)” の例文
しかし一方において、N女史の招霊術しょうれいじゅつは、単なる読心術どくしんじゅつにすぎないという識者しきしゃもあるようだから、それなれば
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この傾向けいこうは決してひとり婦人子供のみに限らない。大人おとなにもあり、しかも学者または識者しきしゃにもあることである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
到底吾人味噌粕輩みそかすはいは申すに及ばず、斯道五流の大家と雖も倒退三千里で、畢竟ひっきょう百説ひゃくせつ不会ふえただ識者しきしゃの知に任せ、達者の用にまかして、はるかに三拝九拝して退くより他にみちはないのである。
謡曲黒白談 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
昔から諸国にんな例も沢山あったのだろうが、ただの一地方の夜話よばなしに残るだけで、識者しきしゃが研究の材料にはのぼらなかったのだ。いや、ういう例について、もっと面白い話が有る。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
こんなことも実際やろうとおもえば実現できることであるから、識者しきしゃは注意を要する。