“しきしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
識者62.5%
指揮者37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
到底吾人味噌粕輩みそかすはいは申すに及ばず、斯道五流の大家と雖も倒退三千里で、畢竟ひっきょう百説ひゃくせつ不会ふえただ識者しきしゃの知に任せ、達者の用にまかして、はるかに三拝九拝して退くより他にみちはないのである。
謡曲黒白談 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
昔から諸国にんな例も沢山あったのだろうが、ただの一地方の夜話よばなしに残るだけで、識者しきしゃが研究の材料にはのぼらなかったのだ。いや、ういう例について、もっと面白い話が有る。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それはちょうど、管絃楽団かんげんがくだん指揮者しきしゃが使う指揮棒しきぼうのようなものだった。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いよいよ第二の探検たんけん挙行きょこうすることになった、第一のときには主として富士男が指揮者しきしゃとなったが、こんどは富士男がるす役をして、ゴルドン、ドノバン、バクスター、イルコック、ウエップ
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)