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みわけ
ふりがな文庫
“
識別
(
みわけ
)” の例文
近所
(
きんじよ
)
の
者
(
もの
)
は
大勢
(
おほぜい
)
が
只
(
たゞ
)
泥
(
どろ
)
のやうになつて
動
(
うご
)
いて
居
(
ゐ
)
るのでどれがどうとも
識別
(
みわけ
)
がつかないで
困
(
こま
)
つたといつて、
勘次
(
かんじ
)
に
逢
(
あ
)
うたことを
反覆
(
くりかへ
)
して
只
(
たゞ
)
悦
(
よろこ
)
んだ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「然り。——あなたは賢そうに構えているが、その眼はひとの賢愚をすら
識別
(
みわけ
)
がつかない。眼の濁っている証拠である」
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彭は二人の顔を見較べてみたが、顔から髪から着物の色合から何方がどうとも
識別
(
みわけ
)
ることができなかった。
荷花公主
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
もう誰彼の
識別
(
みわけ
)
もつかない。
簇
(
むらが
)
りかかってゆく烏に似ていた。大地の雪が粉になって、太刀と人影を吹雪に巻く。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“識別”の意味
《名詞》
似ている物事の種類や性質などを見分けること。
(出典:Wiktionary)
識
常用漢字
小5
部首:⾔
19画
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“識”で始まる語句
識
識合
識者
識閾
識見
識神
識主
識二
識分
識域