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ことばづか
ふりがな文庫
“
言葉遣
(
ことばづか
)” の例文
その人の様子といい
言葉遣
(
ことばづか
)
いといい歩きつきといい、何から何まで
判切
(
はっきり
)
見えたには見えたが、田口に対する返事は一口も出て来なかった。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
する者あり其者の
羽織
(
はおり
)
の紋が
丸
(
まる
)
に三つ引ゆゑはてな
羽織
(
はおり
)
の紋と
言葉遣
(
ことばづか
)
ひと云大橋文右衞門に
能
(
よく
)
似
(
に
)
て
居
(
ゐ
)
るが
若
(
もし
)
や浪人でもして零落されたることかと思ひて
有合
(
ありあひ
)
の
錢
(
ぜに
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
とにかく吉川はやっと
腑
(
ふ
)
に落ちたらしい
言葉遣
(
ことばづか
)
いをして、なおその当人の猿という
渾名
(
あざな
)
を、一座を
賑
(
にぎ
)
わせる
滑稽
(
こっけい
)
の
余音
(
よいん
)
のごとく
繰
(
く
)
り
返
(
かえ
)
した。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
、今から予想してかかるような
言葉遣
(
ことばづか
)
いをするのが気に
触
(
さわ
)
ったら許してくれたまえ。しかし人間は死ぬものだからね。どんなに達者なものでも、いつ死ぬか分らないものだからね
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
色の浅黒い鼻筋の通った立派な男で、
言葉遣
(
ことばづか
)
いや態度にも
容貌
(
ようぼう
)
の示すごとく品格があった。三沢は院長に会うと、医学上の知識をまるでもっていない自分たちと同じような質問をしていた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“言葉”で始まる語句
言葉
言葉寡
言葉尻
言葉通
言葉書
言葉上
言葉使
言葉哉
言葉敵
言葉癖