トップ
>
余音
ふりがな文庫
“余音”の読み方と例文
旧字:
餘音
読み方
割合
よいん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よいん
(逆引き)
格別! と言い切って、口をまた固く結んだその
余音
(
よいん
)
が何物を以ても動かせない強さに響きましたので、いまさらに女は
狼狽
(
ろうばい
)
して
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
とにかく吉川はやっと
腑
(
ふ
)
に落ちたらしい
言葉遣
(
ことばづか
)
いをして、なおその当人の猿という
渾名
(
あざな
)
を、一座を
賑
(
にぎ
)
わせる
滑稽
(
こっけい
)
の
余音
(
よいん
)
のごとく
繰
(
く
)
り
返
(
かえ
)
した。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
春の夜の寒さを呼び出すような按摩の笛が、ふるえた
余音
(
よいん
)
を長くひいて横町の方から遠くきこえた。
箕輪心中
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
余音(よいん)の例文をもっと
(11作品)
見る
“余音”の意味
《名詞》
主な音の後に残る響き。余韻。
(出典:Wiktionary)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“余音”で始まる語句
余音嫋々
検索の候補
余音嫋々
“余音”のふりがなが多い著者
大手拓次
中里介山
徳冨蘆花
夏目漱石
岡本綺堂