“言棄(いひす)” の例文
幼君(えうくん)「さて何(なん)にても食(しよく)を好(この)むべし、いふがまゝに與(あた)ふべきぞ、退屈(たいくつ)ならば其中(そのなか)にて謠(うたひ)も舞(まひ)も勝手(かつて)たるべし。たゞ兩便(りやうべん)の用(よう)を達(た)す外(ほか)は外(そと)に出(い)づることを許(ゆる)さず」と言棄(いひす)てて座(ざ)を立(た)ち給(たま)ひぬ。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)