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言含
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いひふく
定め當年十一歳なる
悴忠右衞門を
呼出し
委細に
言含め又家中一同を呼出して今宵は
通夜を致し
明朝六ツの時計を
なし名主林右衞門へも頼み
置て近所へは
身延參詣と
披露し忠兵衞へ跡の事
共言含め文藏お時は下男吉平が實
體なる者故是を
供に
召連て主從三人頃は享保十二年十月十日
原澤村を
聞き
其謀計奇妙々々誠に
當時の
智者なりと
譽稱へ夫より白子屋へ歸り
年増の下女お久を
竊に呼びお熊の小袖三ツと金一兩を出し菊に
斯々言含め
呉よと頼みければお久承知して
我部屋へお菊を