“角髪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずら50.0%
つのがみ33.3%
みづら16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
反絵の顔は勃然ぼつぜんとしてしゅを浮べると、彼のこぶしは反耶の角髪みずらを打って鳴っていた。反耶は頭をかかえて倒れながら宿禰を呼んだ。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
毛皮を打ち掛けた牀几しょうぎの上へ悠然と腰掛けた一人の武士、これぞ一団の大将と見え、身には直垂ひたたれを付けよろいを着流しまだ角髪つのがみ艶々つやつやしきに故意わざかぶとを従者に持たせ烏帽子えぼしを額深く冠っている。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
また、「母刀自ははとじも玉にもがもやいただきて角髪みづらの中にあへかまくも」(同・四三七七)というのもある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)