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角隠
ふりがな文庫
“角隠”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
つのかく
66.7%
つのかくし
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つのかく
(逆引き)
中には当夜の花嫁、浪人秋山佐仲の娘お喜美が、晴着の胸を紅に染めて、
角隠
(
つのかく
)
しをした首をがっくりと、前にのめっているのも痛々しい姿でした。
銭形平次捕物控:200 死骸の花嫁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
きいた風な若旦那は
俳諧師
(
はいかいし
)
らしい
十徳
(
じっとく
)
姿の老人と連れ立ち、
角隠
(
つのかく
)
しに日傘を
翳
(
かざ
)
した
上
(
うわ
)
つ
方
(
かた
)
の御女中はちょこちょこ走りの
虚無僧下駄
(
こむそうげた
)
に
小褄
(
こづま
)
を取った芸者と
行交
(
ゆきちが
)
えば
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
角隠(つのかく)の例文をもっと
(4作品)
見る
つのかくし
(逆引き)
黒小袖の肩を円く、但し
引緊
(
ひきし
)
めるばかり両袖で胸を抱いた、
真白
(
まっしろ
)
な襟を長く、のめるように
俯向
(
うつむ
)
いて、今時は珍らしい、
朱鷺色
(
ときいろ
)
の
角隠
(
つのかくし
)
に
花笄
(
はなこうがい
)
、
櫛
(
くし
)
ばかりでも
頭
(
つむり
)
は重そう。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
墨田堤を水神の森の方へ下りる坂みちのある処へきたときに、その坂を
角隠
(
つのかくし
)
をつけた花嫁の連れが四、五人
提灯
(
ちょうちん
)
をさげて登ってくるのに行き逢った。花嫁は母親らしい人に附添われて目を伏せていた。
桜林
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
角隠(つのかくし)の例文をもっと
(2作品)
見る
角
常用漢字
小2
部首:⾓
7画
隠
常用漢字
中学
部首:⾩
14画
“角”で始まる語句
角
角力
角笛
角張
角帯
角屋
角々
角樽
角立
角兵衛獅子
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泉鏡花
野村胡堂