“十徳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じっとく78.9%
じつとく10.5%
じゅっとく5.3%
じゆっとく5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗十頭巾に十徳じっとく姿、顎鬚あごひげ白い、好々爺こうこうや然とした落語家はなしか仲間のお稽古番、かつらかん治爺さんの姿が、ヒョロヒョロと目の前に見えてきた。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
がたうはござりますが、不調法ぶてうほふでござりますし、それに空腹くうふくもよほしましたで。‥‥』と、玄竹げんちくはペコ/\になつたはら十徳じつとくうへからおさへた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
茶には十徳じゆっとくがあると、禅宗の人たちはいうが、農民にとってはその半分はありがたくないことだ、というような話も古い書物に出ている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)