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裾廻
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すそまわし
ふりがな文庫
“
裾廻
(
すそまわし
)” の例文
鼠縮緬
(
ねずみちりめん
)
の
裾廻
(
すそまわし
)
、
二枚袷
(
にまいあわせ
)
の下着と
覚
(
おぼ
)
しく、
薄兼房
(
うすけんぼう
)
よろけ
縞
(
じま
)
のお
召縮緬
(
めしちりめん
)
、
胴抜
(
どうぬき
)
は絞つたやうな緋の竜巻、
霜
(
しも
)
に夕日の色
染
(
そ
)
めたる、
胴裏
(
どううら
)
の
紅
(
くれない
)
冷
(
つめた
)
く
飜
(
かえ
)
つて、引けば切れさうに
振
(
ふり
)
が
開
(
あ
)
いて
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
掻巻はいつも神月と添寝した
五所車
(
ごしょぐるま
)
を染めた
長襦袢
(
ながじゅばん
)
を
裁
(
た
)
ったのに、
紅絹
(
もみ
)
の裏を附けて、藤色
縮緬
(
ちりめん
)
の
裾廻
(
すそまわし
)
、綿も新しいのをふッかりと入れて、
天鵝絨
(
びろうど
)
の襟を掛けて、黄八丈の
蒲団
(
ふとん
)
を二枚。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
裾
常用漢字
中学
部首:⾐
13画
廻
漢検準1級
部首:⼵
9画
“裾”で始まる語句
裾
裾野
裾模様
裾短
裾長
裾捌
裾前
裾分
裾端折
裾濃