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装
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いでたち
ふりがな文庫
“
装
(
いでたち
)” の例文
旧字:
裝
お定まりの
登山綱
(
ザイル
)
、
氷斧
(
アックス
)
、
角灯
(
ランテルヌ
)
などという小道具もさることながら一行の
装
(
いでたち
)
というものははなはだもって四分滅裂。
ノンシャラン道中記:07 アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
扉を排して入って来たのは、年の頃四十二三の、骨と皮ばかりに瘠せた背の高い男で、喪服のような黒づくめの
装
(
いでたち
)
をし、眠そうに瞼を垂れた極めて陰気な人物である。
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
五、
河童
(
かっぱ
)
の川知らず、
山案内
(
ギイド
)
の身知らず。ブルタアニュの漁師の着る
寛衣
(
ブルウジ
)
にゴム靴という、はなはだ簡便な
装
(
いでたち
)
をした
吃
(
どもり
)
のガイヤアルの
角灯
(
ランテルヌ
)
を先登にして「
尖り石
(
ピエール・ポアンチユ
)
」のホテルを出発。
ノンシャラン道中記:07 アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
消防用の
鉞
(
まさかり
)
を帯びたという、華々しくもまた目ざましい
装
(
いでたち
)
。
ノンシャラン道中記:05 タラノ音頭 ――コルシカ島の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
“装”の意味
《名詞》
(ソウ)装い。
(ソウ)書物の体裁。
(出典:Wiktionary)
装
常用漢字
小6
部首:⾐
12画
“装”を含む語句
扮装
服装
装束
装飾
身装
衣装
行装
旅装
装填
装置
偽装
盛装
黒装束
形装
仮装
装立
装幀
艤装
装上
装釘
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