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おしごと
ふりがな文庫
“
裁縫
(
おしごと
)” の例文
裁縫
(
おしごと
)
もよくするし髪も
巧者
(
じょうず
)
に結うし、なんでもかでも女の通りよ。だけど男だっていうの、女の通りに育てられた男だっていうの。
旧聞日本橋:19 明治座今昔
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
お稲ちゃんは、またそんなでいて、しくしく泣き暮らしてでも、お
在
(
いで
)
だったかと思うと、そうじゃないの……
精々
(
せっせ
)
裁縫
(
おしごと
)
をするんですって。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
温習科二年にたった一人の生徒あたしは、それをしおに学問はやめ、
裁縫
(
おしごと
)
の
稽古
(
けいこ
)
にやられる運命になった。
旧聞日本橋:21 議事堂炎上
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
お
父
(
とっ
)
さんはね、お侍が浪人をしたのですって、——石橋際に居て、寺子屋をして、
御新造
(
ごしん
)
さんの方は、
裁縫
(
おしごと
)
を教えたんですっさ、才ちゃんなんかの若い時分、お弟子よ。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
私はただ母ちゃん母ちゃんてッて母様の肩をつかまえたり、膝にのっかったり、針箱の
引出
(
ひきだし
)
を交ぜかえしたり、物さしをまわしてみたり、
裁縫
(
おしごと
)
の
衣服
(
きもの
)
を
天窓
(
あたま
)
から
被
(
かぶ
)
ってみたり
化鳥
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
どうも
可訝
(
おか
)
しい、絵が上手になりますように、踊が、
浄瑠璃
(
じょうるり
)
が、
裁縫
(
おしごと
)
が、だとよく
解
(
きこ
)
えるけれども、小説は、
他
(
ほか
)
に何とか祈念のしようがありそうに思われる。作者だってそう思う。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
吉野町
(
よしのちょう
)
辺の
裁縫
(
おしごと
)
の師匠へ
行
(
ゆ
)
くのが、今日は特別、
平時
(
いつも
)
と違って、途中の金貸の軒に居る、
馴染
(
なじみ
)
の
鸚鵡
(
おうむ
)
の前へも立たず……黙って奥山の活動写真へも
外
(
そ
)
れないで、早めに帰って来て、紫の包も解かずに
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“裁縫”の意味
《名詞》
裁 縫(さいほう)
布地を裁って衣服などに縫い上げること。
(出典:Wiktionary)
“裁縫”の解説
裁縫(さいほう)は、布などを裁ち(裁断)、縫う(縫合)こと。手芸のうち針と糸などを使って布を縫い衣服などを制作する行為(広義の家事)。縫いもの、針仕事ともいう。マジックペンの使用や布を縛ることも裁縫の一部として知られている。
作業者は、針子、お針子、江戸時代には針妙(しんみょう)と呼ばれた。
(出典:Wikipedia)
裁
常用漢字
小6
部首:⾐
12画
縫
常用漢字
中学
部首:⽷
16画
“裁縫”で始まる語句
裁縫師
裁縫室
裁縫屋
裁縫物
裁縫料
裁縫係
裁縫器
裁縫機械