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行力
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ぎょうりき
ふりがな文庫
“
行力
(
ぎょうりき
)” の例文
御意で、恐縮をいたします……さような
行力
(
ぎょうりき
)
がありますかい。はッはッ、もっとも足は達者で、御覧の通り
日和下駄
(
ひよりげた
)
じゃ、ここらは先達めきましたな。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
行力
(
ぎょうりき
)
等ニ類似シタル所業ハ、精神科学ノ立場ヨリ見ルモ絶対不可能ノ事ニ
非
(
あら
)
ザレバナリ、ソノ高等ナルモノニ到リテハ、催眠術、心霊術、降神術等ノ技術者ガ
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
この
播磨公
(
はりまのきみ
)
弁円ともあろう者が、親鸞ごとき
堕落
(
だらく
)
僧に、
行力
(
ぎょうりき
)
及ばぬものと噂され、この近国の地盤をかすめられては、何よりも、本山聖護院へ対して、この弁円の顔向けがならぬ。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その師の坊の姿を見ると、ちょうど台所で味噌を
摺
(
す
)
っていた小坊主が、擂粉木を縦に持ったまま、
破風
(
はふ
)
から
飛出
(
とびだ
)
して雲に続いた。これは
行力
(
ぎょうりき
)
が足りないで、
二荒山
(
ふたらやま
)
へ
落
(
おっ
)
こちたと言うのです。
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
昔、人と水と戦って、この里の滅びようとした時、
越
(
えつ
)
の
大徳泰澄
(
だいとくたいちょう
)
が
行力
(
ぎょうりき
)
で、竜神をその夜叉ヶ池に
封込
(
ふうじこ
)
んだ。竜神の言うには、人の
溺
(
おぼ
)
れ、地の沈むを救うために、自由を奪わるるは、是非に及ばん。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
“行”で始まる語句
行
行燈
行方
行李
行衛
行灯
行脚
行水
行者
行末