衆生しゆうじやう)” の例文
一切いつさい衆生しゆうじやうすてものに、わがまヽらしき境界きやうがいこヽろにはなみだみて、しや廿歳はたちのいたづらぶし、一ねんかたまりてうごかざりけるが、いはをもとほなさけさとしがことにしみそめ
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それひとの性は善なりと雖ども習慣ならひに因て惡となるといひまた衆生しゆうじやうは皆惡人なれど信心しんじんの徳に因て惡趣あくしゆ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)