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藤葛
ふりがな文庫
“藤葛”の読み方と例文
読み方
割合
ふじかずら
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふじかずら
(逆引き)
前岸
(
かわむこう
)
の巨木からさがった
鉄鎖
(
てつさ
)
のような
藤葛
(
ふじかずら
)
が流れの上に垂れて、その
端
(
はし
)
が水の
勢
(
いきおい
)
で下流に
靡
(
なび
)
き、また
放
(
は
)
ね返って下流に靡いているのが見えた。
仙術修業
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
藤葛
(
ふじかずら
)
を
攀
(
よ
)
じ、
渓
(
たに
)
を越えて、ようやく絶頂まで辿りつくと、果たしてそこに一つの草庵があって、道人は
几
(
つくえ
)
に倚り、童子は鶴にたわむれていました。
中国怪奇小説集:14 剪灯新話(明)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
土地の人とはまるまる
疎遠
(
そえん
)
でもなかった。
若狭
(
わかさ
)
・越前などでは河原に
風呂敷
(
ふろしき
)
油紙の小屋を
掛
(
か
)
けてしばらく住み、
断
(
ことわ
)
りをいってその辺の竹や
藤葛
(
ふじかずら
)
を
伐
(
き
)
ってわずかの工作をした。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
藤葛(ふじかずら)の例文をもっと
(7作品)
見る
藤
常用漢字
中学
部首:⾋
18画
葛
常用漢字
中学
部首:⾋
12画
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