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薄々
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うす/\
ふりがな文庫
“
薄々
(
うす/\
)” の例文
勤居
(
つとめゐ
)
たりしに
若氣
(
わかげ
)
の
過
(
あや
)
まちとて
不義密通
(
ふぎみつつう
)
に及びし事
薄々
(
うす/\
)
上
(
かみ
)
へも聞え
御家法
(
ごかはふ
)
に依て兩人の一命をも召さるべきの
處
(
ところ
)
同藩にて五百石を
領
(
りやう
)
し
物頭役
(
ものがしらやく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「金之助はお春を憎んでゐた、——お春はまた、近頃
薄々
(
うす/\
)
金之助の素姓を見破り、あれを女の子と氣が付いてゐたらしい」
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
道具
(
だうぐ
)
を
持
(
も
)
つて
出掛
(
でか
)
ける
事
(
こと
)
も、
女房
(
にようばう
)
は
薄々
(
うす/\
)
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
たのである。
夜釣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「そんなことも
薄々
(
うす/\
)
は存じてをります。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
村中にても
薄々
(
うす/\
)
知て居る者あれば幸ひと引取り親子共に夫婦となりける又おせんも
我身
(
わがみ
)
の
明
(
あか
)
りもたち傳吉へ金も
戻
(
もど
)
りし上は人々に
暇
(
いと
)
まを告げ
野尻
(
のじり
)
へ立ち歸りぬ
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
重役共
薄々
(
うす/\
)
聞込
(
きゝこみ
)
捨置
(
すておか
)
れずと既に兩人ながら一命にも
關
(
かゝ
)
はるべき場合に立到り候に付き某し
不便
(
ふびん
)
に存じ二十兩の金を
惠
(
めぐ
)
み助けて遣はせし所江戸表へ罷り出でたるよし然るに
其後
(
そののち
)
私し儀八ヶ年以前越後家を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
々
3画
“薄々”で始まる語句
薄々金