トップ
>
落穗
>
おちぼ
ふりがな文庫
“
落穗
(
おちぼ
)” の例文
新字:
落穂
素
(
もと
)
より慣れぬ
徒歩
(
かち
)
なれば、
數
(
あまた
)
たび或は里の子が
落穗
(
おちぼ
)
拾はん
畔路
(
あぜみち
)
にさすらひ、或は露に伏す
鶉
(
うづら
)
の
床
(
とこ
)
の
草村
(
くさむら
)
に
立迷
(
たちまよ
)
うて、絲より細き蟲の
音
(
ね
)
に、覺束なき行末を
喞
(
かこ
)
てども、問ふに聲なき影ばかり。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
日の
落穗
(
おちぼ
)
、月のしたたり
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
落穗
(
おちぼ
)
ひろひの小唄か
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
都大路
(
みやこおほぢ
)
に世の榮華を
嘗
(
な
)
め
盡
(
つく
)
すも、
賤
(
しづ
)
が
伏屋
(
ふせや
)
に
畦
(
あぜ
)
の
落穗
(
おちぼ
)
を
拾
(
ひろ
)
ふも、暮らすは同じ五十年の夢の朝夕。
妻子珍寶及王位
(
さいしちんぱうおよびわうゐ
)
、
命終
(
いのちをは
)
る時に隨ふものはなく、
野邊
(
のべ
)
より
那方
(
あなた
)
の友とては、
結脈
(
けちみやく
)
一つに
珠數
(
じゆず
)
一聯のみ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
穗
部首:⽲
17画
“落”で始まる語句
落
落胆
落着
落魄
落葉松
落人
落葉
落籍
落付
落語家