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荷擔
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かたん
ふりがな文庫
“
荷擔
(
かたん
)” の例文
新字:
荷担
「ね、お神さん。佛樣のことを惡く言ふわけぢやないが、吉三郎はその御家人喜六と唐人お勇に
荷擔
(
かたん
)
して大層なことをやつて居たんだ」
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
其方儀
(
そのはうぎ
)
出家
(
しゆつけ
)
の
身
(
み
)
として淺草阿部川町了源寺にて
盜賊
(
たうぞく
)
に及び其上京都日野家に於て惡人共に
荷擔
(
かたん
)
なし又此度嘉川主税之助に
頼
(
たのま
)
れ島が死骸を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
是れも假名は心の儘に書けと云ふのであつて、復古の假名遣を排斥しまして、
却
(
かへ
)
つて定家の方に
荷擔
(
かたん
)
して居ります。
仮名遣意見
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「親分、あの娘ぢやありませんよ、——あの娘なら、殺したら、殺したと名乘つて出る筈ぢやありませんか、金藏破りとそれに
荷擔
(
かたん
)
した奴が知れたんですもの」
銭形平次捕物控:076 竹光の殺人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
もて身の
營業
(
なりはひ
)
となすものが
爭
(
いか
)
で左樣な惡き事に
荷擔
(
かたん
)
致して
濟
(
すむ
)
可きかは此
儀
(
ぎ
)
御賢察
(
ごけんさつ
)
を
希
(
こひねが
)
ふと口には
立派
(
りつぱ
)
に言物から
意
(
こゝろ
)
の中には
密計
(
みつけい
)
の早くも
顯
(
あらは
)
れ夫ゆゑに弟は
最期
(
さいご
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
平次が堀周吉その他の惡者を縛り上げる間に周吉に
荷擔
(
かたん
)
した親類達はコソコソと逃げ出しました。
銭形平次捕物控:115 二階の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
其方儀白子屋庄三郎
妻
(
さい
)
常
(
つね
)
始
(
はじ
)
めの
惡事
(
あくじ
)
に
荷擔
(
かたん
)
致
(
いた
)
し候段不屆に付
追放
(
つゐはう
)
申
付
(
つく
)
る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
萬一謀叛人に
荷擔
(
かたん
)
して、見聞きした事も漏らさずに、大事が起つた時は何うなると思ひます
銭形平次捕物控:025 兵粮丸秘聞
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鈴川主人も惡人方に
荷擔
(
かたん
)
して、お拂ひ箱になり、藝名を隱して母方の姓を名乘り、散々の惡事で取込んだ金を持つて、
螢澤
(
ほたるざは
)
といふ
偏僻
(
へんぴ
)
なところに籠り、氣に入りの色子を集めて
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「待つてくれ、八。さう言ふと仙臺樣が磯の安松に
荷擔
(
かたん
)
でもしたやうに聞えるが——」
銭形平次捕物控:200 死骸の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
荷
常用漢字
小3
部首:⾋
10画
擔
部首:⼿
16画
“荷擔”で始まる語句
荷擔夫