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若子
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わくご
ふりがな文庫
“
若子
(
わくご
)” の例文
また春日の
中
(
なか
)
つ
若子
(
わくご
)
が女、
老女子
(
おみなこ
)
の郎女に娶ひて、生みませる御子、難波の王、次に桑田の王、次に春日の王、次に
大俣
(
おほまた
)
の王四柱。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
壬生部の中心が、氏の
長
(
おさ
)
の近親の女であったことも確かである。こうして出現した貴種の
若子
(
わくご
)
は、後にその女と婚することになったのが、古い形らしい。
水の女
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
それだから「殿の
若子
(
わくご
)
」も、この「我が手」の主人も、
誰
(
たれ
)
であってもかまわぬのである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
『万葉集』東歌の「稲つけば
皸
(
かが
)
るわが手を今宵もか殿の
若子
(
わくご
)
がとりて歎かむ」
故郷七十年
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
十二万石
殿
(
との
)
の
若子
(
わくご
)
はさもあらばあれここに
六騎
(
ろつき
)
の町の子我は
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
殿の
若子
(
わくご
)
がとりて嘆かむ
古代之少女
(旧字旧仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
次に
若子
(
わくご
)
の
宿禰
(
すくね
)
は、江野の財の臣の祖先です。この天皇は御年五十七歳、
御陵
(
ごりよう
)
は劒の池の中の岡の上にあります。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
郎女
(
いらつめ
)
様のお従兄恵美の
若子
(
わくご
)
さまのお
母
(
はら
)
様も、当麻真人のお出じゃげな——。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
次に
久米
(
くめ
)
の
摩伊刀
(
まいと
)
比賣、次に
怒
(
の
)
の
伊呂
(
いろ
)
比賣、次に
葛城
(
かづらき
)
の
長江
(
ながえ
)
の
曾都
(
そつ
)
毘古は、玉手の臣、的の臣、生江の臣、阿藝那の臣等が祖なり。また
若子
(
わくご
)
の宿禰は、江野の財の臣が祖なり。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
稲つけば、
皸
(
かゝ
)
る我が手を 今宵もか 殿の
若子
(
わくご
)
がとりてなげかむ
歌の円寂する時
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
また
丸邇
(
わに
)
の
日爪
(
ひのつま
)
の臣が女、
糠
(
ぬか
)
の
若子
(
わくご
)
の郎女に娶ひて、生みませる御子、春日の
小田
(
をだ
)
の郎女。この天皇の御子たち、并せて、七柱。この中、小長谷の若雀の命は天の下治らしめしき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“若子”で始まる語句
若子宿禰
若子宿禰王