“わくご”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ワクゴ
語句割合
若子64.3%
稚子21.4%
和子7.1%
枠越7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
壬生部の中心が、氏のおさの近親の女であったことも確かである。こうして出現した貴種の若子わくごは、後にその女と婚することになったのが、古い形らしい。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
けばかがる我が手を今宵もか殿の稚子わくごが取りて嘆かむ(万葉集巻十四、東歌)
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
今日けふ和子わくごともたらん
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
彼の持っている竹の先きには皮がついていた。それは工場でなまけているものを機械の枠越わくごしに、向う側でもなぐりつけることが出来るように、造られていた。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)