良夜あたらよ)” の例文
竹のに馬追啼けり良夜あたらよの涼しきがほどをわれは湯を浴ぶ
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
そもこの良夜あたらよの間に爾はねむり、遠のくか。
紫摩黄金しまわうごん良夜あたらよは、寂寞じやくまくとしてまたいう
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
されば今夜こんや六月の良夜あたらよなりとはいへ
おほみ淵醉うたげ良夜あたらよ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
良夜あたらよと月はあかれど雑草の見ゆるかぎりは穂にさびにける
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
紫摩黄金しまおうごん良夜あたらよは、寂寞じやくまくとしてまた幽に
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
木蘭もくれんの濃き影見れば良夜あたらよや月のひかりは庭にあかりぬ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
なつ八月はちぐわつ良夜あたらよに乘つきつて。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
木蘭もくれんの濃き影見れば良夜あたらよや月のひかりは庭にあかりぬ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)