トップ
>
自
>
ひとり
ふりがな文庫
“
自
(
ひとり
)” の例文
惨
(
さん
)
とした
面
(
おもて
)
を——みだれ髪の毛を——大地に伏せてはいるけれど、心のうちには、何か
寛々
(
ひろびろ
)
としたものがあった。
自
(
ひとり
)
でに可笑しくさえなる余裕があった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
不安は彼の足を
自
(
ひとり
)
でに
迅
(
はや
)
めさせた。物に追われるような眼いろを持って、その眼は又、妻の姿を探し歩いた。
死んだ千鳥
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寝転んで、
書
(
ほん
)
を読んでいる間もふと、ニタリと、悪魔的な
微笑
(
ほほえ
)
みが
自
(
ひとり
)
でに
唇
(
くち
)
の辺へのぼってくる——
夏虫行燈
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
木牛流馬
(
もくぎゅうりゅうば
)
は入神の自動器械で、人の力を用いず
自
(
ひとり
)
でに走った。「
戎州志
(
じゅうしゅうし
)
」
三国志:12 篇外余録
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
“自”を含む語句
自分
自然
自動車
自由
各自
自家
自己
自身
自暴自棄
自白
自然生
自惚
自宅
不自由
乗合自動車
耳面刀自
自若
自然薯
自儘
自鳴鐘
...