“自棄腹”の読み方と例文
読み方割合
やけばら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
溜飲(りゅういん)を下げてやろうと思ったけれど……どんな発機(はずみ)で、自棄腹(やけばら)の、あの人たちの乱暴に、貴方に怪我でもさせた日にゃ、取返しがつかないから、といま胸に手を置いて、分別をしたんですよ。
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其(そ)の術(て)で行(ゆ)かねば、業(わざ)を変(か)へて、何処(どこ)とも知(し)らず、真夜中(まよなか)にアハヽアハヽ笑(わら)ひをる、吃驚(びつくり)すると鮒(ふな)が消(き)える、——此方(こつち)も自棄腹(やけばら)の胴(どう)を極(き)めて、少々(せう/\)脇(わき)の下(した)を擽(くすぐ)られても、堪(こら)へて静(じつ)として畚(びく)を守(まも)れば
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)