“発機”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はずみ50.0%
はつき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
溜飲りゅういんを下げてやろうと思ったけれど……どんな発機はずみで、自棄腹やけばらの、あの人たちの乱暴に、貴方に怪我でもさせた日にゃ、取返しがつかないから、といま胸に手を置いて、分別をしたんですよ。
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
つひに戦はずして勝つ能はざるか、仆れずしておきる能はざるか、われは文覚の為に悲しむ、われは彼の発機はつきを観じて、彼の為に且つ泣き且つ喜ぶ
心機妙変を論ず (新字旧仮名) / 北村透谷(著)