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脊後
ふりがな文庫
“脊後”の読み方と例文
読み方
割合
うしろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うしろ
(逆引き)
足
(
あし
)
を
水
(
みづ
)
の
中
(
なか
)
に
投出
(
なげだ
)
したから
落
(
お
)
ちたと
思
(
おも
)
ふ
途端
(
とたん
)
に、
女
(
をんな
)
の
手
(
て
)
が
脊後
(
うしろ
)
から
肩越
(
かたこし
)
に
胸
(
むね
)
をおさへたので
確
(
しつか
)
りつかまつた。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
児太郎は、くるっと
脊後
(
うしろ
)
向きになると、肌を脱いでみせた。美しいふた峯の脊すじに、幾すじとない紫色を帯びた鞭の
痕
(
あと
)
が、逡巡としてまざまざと残っていた。
お小姓児太郎
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
オイオイお前は
何処
(
どこ
)
へ行くと
脊後
(
うしろ
)
から声をかけたが、小僧は見向きもせず返事もせず、矢はり俯向きしまま
湿
(
ぬ
)
れて行く、
此方
(
こなた
)
は
悶
(
じ
)
れて、オイオイ小僧、何処へ往くのか知らぬが
河童小僧
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
脊後(うしろ)の例文をもっと
(5作品)
見る
脊
常用漢字
中学
部首:⾁
10画
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
“脊”で始まる語句
脊
脊負
脊中
脊髄
脊筋
脊丈
脊梁
脊椎
脊柱
脊伸
“脊後”のふりがなが多い著者
国木田独歩
泉鏡太郎
室生犀星
泉鏡花
岡本綺堂