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能役者
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のうやくしゃ
ふりがな文庫
“
能役者
(
のうやくしゃ
)” の例文
そのまま
能役者
(
のうやくしゃ
)
が用いたとて
相応
(
ふさ
)
わしいでありましょう。こういうものを誰も不断に用いるとは有難いことではありませんか。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
その中でも
散楽
(
さるがく
)
すなわち
能役者
(
のうやくしゃ
)
の如きは、室町時代から解放せられて、立派な身分となっているのであります。
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
八橋の男に
宝生栄之丞
(
ほうしょうえいのじょう
)
という
能役者
(
のうやくしゃ
)
あがりの浪人者があった。
両親
(
ふたおや
)
に死に別れてから
自堕落
(
じだらく
)
に身を持ち崩して、家の芸では世間に立っていられないようになった。
籠釣瓶
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
大久保石見守長安
(
おおくぼいわみのかみながやす
)
は、家康の
腹心
(
ふくしん
)
で、
能役者
(
のうやくしゃ
)
の子から
金座奉行
(
きんざぶぎょう
)
に
立身
(
りっしん
)
した男、ひじょうに
才智
(
さいち
)
にたけ
算盤
(
そろばん
)
にたっしている。家康はその石見守を甲府の代官とした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「……じつは先ほどから、明石の検校どのにぜひお会いしたいと、年のころ
六十路
(
むそじ
)
がらみの法師と、さよう、親子とおぼしき
能役者
(
のうやくしゃ
)
ていの者が三名、あちらでお待ちしておるのですが」
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
能
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
役
常用漢字
小3
部首:⼻
7画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“能”で始まる語句
能
能登
能力
能々
能書
能代
能事
能弁
能美
能勢