“のうやくしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
能役者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大久保石見守長安おおくぼいわみのかみながやすは、家康の腹心ふくしんで、能役者のうやくしゃの子から金座奉行きんざぶぎょう立身りっしんした男、ひじょうに才智さいちにたけ算盤そろばんにたっしている。家康はその石見守を甲府の代官とした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「……じつは先ほどから、明石の検校どのにぜひお会いしたいと、年のころ六十路むそじがらみの法師と、さよう、親子とおぼしき能役者のうやくしゃていの者が三名、あちらでお待ちしておるのですが」
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)