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聴許
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ちょうきょ
ふりがな文庫
“
聴許
(
ちょうきょ
)” の例文
旧字:
聽許
また、その
聴許
(
ちょうきょ
)
を要請された
殿帥府
(
でんすいふ
)
の高家でも、司法法廷の裁判には
抗
(
あらが
)
いかねたものだろう。だまって、その公文書に裁可の官印を
捺
(
お
)
して下げてきた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「早速の御
聴許
(
ちょうきょ
)
、それがしも共どもにお礼申し上げまする」と、信西も眉を開いて、うやうやしく会釈した。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「とても暇にはなりませんよ。クレマンソオはどうしても、僕の辞職を
聴許
(
ちょうきょ
)
してくれませんからね。」
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「何とぞ、お怒りを解かれて、小寺家の跡目を、その遺子に相続なすべきことを、ご
聴許
(
ちょうきょ
)
下しおかれますように」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「父の
仇討
(
あだうち
)
を願い出ましたるところ、幸い
聴許
(
ちょうきょ
)
されて、明日某所で勝負を致すことに相成りました。ついては、必勝の太刀筋を御伝授に預りとう存じます」
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
上洛者のたれかれを問わず、これを
奏聞
(
そうもん
)
に達して、それらの武門が望む
叙爵
(
じょしゃく
)
栄職
(
えいしょく
)
の名を
聴許
(
ちょうきょ
)
し、武家の
音物
(
いんもつ
)
や
黄白
(
こうはく
)
を収入とするのが、ともあれ、この人々の唯一な生きる道ではあった。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
聴
常用漢字
中学
部首:⽿
17画
許
常用漢字
小5
部首:⾔
11画
“聴”で始まる語句
聴
聴聞
聴衆
聴手
聴耳
聴者
聴取
聴診器
聴入
聴惚