聖旨みむね)” の例文
わが肉體は土にして地にあり、またわれらのかず永遠とこしへ聖旨みむねふにいたるまでは他の肉體と共にかしこにあらむ 一二四—一二六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼女に聖力みちからを注ぎて、なんぢ聖旨みむねを地に成さしめ給へ、篠田はを転じて表のかたに出でぬ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
助けるも助けぬも仏様の聖旨みむねにある事だ。私の計らいで自由にできる事ではない。あの子も一人の仏子であるからには仏様の守りの外に出てはいないはずだ。よもお見捨てはあるまいと思う。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
純なる形式(三一—三行註參照)、純なる物質、及び形式と物質との相混ぜるもの同時に神の聖旨みむねより出で、聖旨に適ふものとなりたり
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
しかはあれ、神の聖旨みむねによりてヨルダンの退しざり海の逃ぐるは、救ひをこゝに見るよりもなほあやしと見えしなるべし。 九四—九六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
されど神の聖旨みむねによりてかく大いなる恩惠めぐみ汝の中に輝きわたれば我も汝に寄にやぶさかならじ、知るべし我はグイード・デル・ドゥーカなり 七九—八一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そのひとりはヴィルジリオに向へり、またひとり彼處かしこに坐せる者にむかひ、起きよクルラード、來りて神の惠深き聖旨みむねより出し事を見よと叫び 六四—六六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
變らず盡きざる泉よりいづ、而して泉は神の聖旨みむねによりて、その二方の口よりそゝぐものをば再び 一二四—一二六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)